「60代におすすめの死亡保険はどれ?」
「人気の商品を選べば安心?」
「保険料を抑えながら、葬儀費用を家族に残したい」
と悩んでいませんか。
結論からいうと、60代に一律でおすすめできる死亡保険はありません。配偶者や扶養家族の有無、貯蓄額、備えたい目的、健康状態によって、必要な保障額や適した保険の種類が変わるためです。
保険ランキングや比較系の記事は、人気商品や保険料を短時間で比べる際に便利です。ただし「人気がある商品」と「自分に合う商品」は、必ずしも同じではありません。
この記事では、60代が死亡保険を選ぶときに確認したい必要保障額、保険料、保障期間、更新条件、持病がある場合の選択肢を整理します。そのうえで、葬儀費用などの不足分に少額で備えたい方に向けて、プラス少額短期保険の「家族への思いやり」「家族への思いやり 緩和型」をご紹介します。
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60代の死亡保険を選ぶときは、最初に「おすすめ商品」を探すよりも、死亡後に家族が困る費用は何かを整理することが大切です。
たとえば、子どもが独立しており、住宅ローンも完済している場合は、現役世代のような数千万円規模の死亡保障が必要とは限りません。一方、配偶者の生活費を長期間残したい場合や、扶養している家族がいる場合は、葬儀費用だけでは不足する可能性があります。
主な目的の例
・葬儀や納骨にかかる費用に備えたい
・遺品整理、賃貸住宅の退去、親族の移動費に備えたい
・配偶者や家族の当面の生活費を残したい
・子どもの教育費や住宅ローンなど、長期的な負担に備えたい
このうち「家族への思いやり」「家族への思いやり 緩和型」は、50万円から300万円までの少額の死亡保障を検討する商品です。葬儀費用などの不足分を補いたい方とは相性が合いますが、家族の長期生活費など大きな保障が必要な方には十分でない場合があります。
ランキング記事や比較記事は、複数商品の保険料、保障内容、申込可能年齢などを一覧で確認できる点がメリットです。どのような商品があるのか分からない段階では、候補を絞る入口として役立ちます。
一方で人気の保険であることと、自分に合う保険であること必ずしも同じとは限りません。"みんなが選んでいるから"と流されて加入し、"思っていたのと全く違った"とはならないように、ご自身で「本当に自分に合った保険なのか?」を判断する必要があります。
| 比較項目 | ランキングで分かりやすいこと | ランキングだけでは判断しにくいこと | 自分で確認すること |
|---|---|---|---|
| 人気度 | 多く選ばれている商品 | 自分の目的に合うか | 葬儀費用・生活費など備える目的 |
| 保険料 | 現在の月額保険料 | 更新後の負担、支払総額 | 何歳まで継続するか、将来の保険料 |
| 保障内容 | 死亡保険金額や主な特約 | 自分に必要な保障の範囲 | 貯蓄や既契約を差し引いた不足額 |
| 保険期間 | 定期・終身などの商品区分 | いつまで保障が必要か | 葬儀目的か、家族の生活保障か |
| 加入条件 | 申込可能年齢など | 健康状態による個別の引受可否 | 告知内容、通常型と緩和型の違い |
| 注意点 | 代表的な特徴 | 向いていない人や更新条件 | 掛け捨て、保険料変動、保障上限 |
ランキングは候補を知るために活用し、最終的には、保障額・保険料・契約期間・更新条件・告知内容が自分の状況に合うかを基準に判断しましょう。
ランキング1位がすべての人に合うとは限りません。同じ60代でも、葬儀費用だけを備えたい人と、配偶者の生活費を長期間残したい人では、必要な保障額と保険期間が異なります。
十分な貯蓄があり、葬儀・整理費用や家族の生活費を現金で準備できる場合は、新たな死亡保険が不要なこともあります。また、保険料を支払うことで老後の生活費が圧迫される場合は、保障を増やすよりも生活資金を確保することを優先した方がよい可能性があります。
保険に入ること自体が目的ではありません。死亡後に不足するお金があるかを確認し、不足がなければ加入しない選択も含めて検討しましょう。
必要保障額は、平均的な金額をそのまま採用するのではなく、死亡後に必要な費用から、貯蓄や既契約の保険、公的給付などを差し引いて考えます。
葬儀・火葬・納骨費用だけでなく、遺品整理、賃貸住宅の原状回復、親族の交通・宿泊費、未払いの生活費などが発生する場合があります。配偶者の収入が少ない家庭では、当面の生活費も含めて整理しましょう。
協会けんぽでは、被保険者が亡くなった場合、一定の要件を満たす方に埋葬料として5万円が支給されます。ただし、加入している健康保険制度や申請者の状況によって給付内容・名称・要件が異なります。
※出典:全国健康保険協会「埋葬料・埋葬費」
公的給付や貯蓄を差し引いても50万円、100万円、200万円程度不足する場合は、少額の死亡保障で補う方法があります。一方、配偶者の長期生活費や子どもの教育費が必要な場合は、300万円を超える保障が必要になることもあります。
50万円~300万円の保障内容を資料で確認する
厚生労働省の令和7(2025)年簡易生命表では、60歳の平均余命は男性23.86年、女性29.07年です。平均余命は個人の寿命を示すものではありませんが、60代以降も長い期間が続くことを前提に、保険料を無理なく払い続けられるか確認する必要があります。
60歳の平均余命(2025年)
※出典:厚生労働省「令和7(2025)年簡易生命表」
死亡リスクは年齢によって変化するため、一般に加入年齢が上がるほど保険料も高くなる傾向があります。更新型の商品では、加入時だけでなく、更新後の年齢区分で保険料が変わるかも確認しましょう。
「家族への思いやり」は1年更新型で、保険料は5歳刻み、90歳以降は1歳刻みで変動します。たとえば、公式パンフレット掲載の主契約・月払保険料では、60~64歳と65~69歳で次のように異なります。
| 契約年齢(男性) | 死亡保障50万円 | 死亡保障100万円 | 死亡保障300万円 |
|---|---|---|---|
| 60~64歳 | 850円 | 1,700円 | 5,100円 |
| 65~69歳 | 1,270円 | 2,530円 | 7,590円 |
月々の保険料が払えるかだけでなく、「何歳まで継続するか」「更新後も続けられるか」を確認しましょう。保険料が負担になり、途中で解約すると、必要な時期に保障がなくなる可能性があります。
| 種類 | 主な特徴 | 向いている目的 | 確認したい注意点 |
|---|---|---|---|
| 定期死亡保険 | 一定期間を保障する。掛け捨て型が中心 | 決まった期間に大きな保障を持ちたい | 満期・更新後の保険料、保障終了時期 |
| 終身死亡保険 | 原則として一生涯の死亡保障 | 葬儀費用や相続対策などを長期で備えたい | 保険料が高くなりやすい、解約返戻金の条件 |
| 少額短期保険の死亡保険 | 保険金額の上限があり、短期契約を更新する商品がある | 葬儀費用など不足分を少額で備えたい | 保障上限、更新条件、年齢による保険料変動 |
60代で子どもが独立し、大きな保障が不要になった方は、必要額を絞って掛け捨て型や少額短期保険を検討する方法があります。一方、保険料を固定しながら一生涯の保障を持ちたい方は、終身保険の条件も比較しましょう。
葬儀費用だけでなく、配偶者の収入、年金、貯蓄、住居費を確認します。配偶者の生活費を長期間補う必要がある場合は、少額の死亡保障だけでは不足する可能性があります。
貯蓄と公的給付を確認し、葬儀・納骨・遺品整理などの不足分を考えます。50万円から300万円程度の不足であれば、「家族への思いやり」の保障範囲と重なる可能性があります。
子どもの教育費、住宅ローン、配偶者の生活費などを含めた必要保障額を計算します。必要額が300万円を大きく超える場合は、他の定期保険や収入保障保険なども含めて比較する必要があります。
扶養家族がいなくても、葬儀、遺品整理、賃貸住宅の退去、親族の移動などの費用が発生することがあります。これらを貯蓄で用意できる場合は、死亡保険が不要な可能性もあります。
必要な費用を現金で確保でき、家族の生活にも支障がない場合は、保険に加入しない選択があります。保険料を老後資金として残した方がよいかも含めて判断しましょう。
葬儀費用だけか、家族の生活費まで含めるのかを明確にします。平均額ではなく、貯蓄や既契約を差し引いた不足額で判断しましょう。
一生涯必要なのか、一定期間だけでよいのかを確認します。更新型の場合は、何歳まで更新できるかも重要です。
加入時の月額だけでなく、65歳、70歳など年齢区分が変わった後の負担を確認します。年金収入の範囲で継続できるかを考えましょう。
持病や通院歴がある場合でも、商品によって告知内容が異なります。最初から緩和型に限定せず、通常型の告知を確認したうえで比較することが大切です。
少額短期保険の死亡保障には上限があります。必要保障額が上限を超える場合は、他の保険や貯蓄との組み合わせを検討しましょう。
解約返戻金の有無、契約期間、更新条件、免責事項、保険金が支払われない場合をパンフレット・重要事項説明書・約款で確認します。
プラス少額短期保険の「家族への思いやり」は、満20歳から89歳まで申し込みでき、最長99歳まで更新可能な死亡保険です。死亡保障は50万円、100万円、150万円、200万円、250万円、300万円の6コースから検討できます。
葬儀費用、遺品整理費用、家族が負担する当面の支出など、少額の不足分に備えたい方に向いています。
保険料は月々1,000円台からの家計の負担少ない料金設計になっているため、万が一の時のために、お手頃に備えたい方でもご検討頂けやすいです。
所定の条件のもと、日帰り入院から5万円または10万円を受け取れる入院一時金特約を付加できます。死亡保障だけを必要とする場合は、特約を付けずに主契約のみを検討することもできます。
「家族への思いやり 緩和型」は、保険契約の引受基準を緩和した死亡保険です。4つの告知で申し込みを検討でき、満20歳から89歳まで申し込み可能、最長99歳まで更新できます。
持病がある、継続的に通院している、過去の入院や手術歴が気になるなど、通常型への申し込みに不安がある方の選択肢です。
健康状態について詳しく告知できる場合は、通常型の「家族への思いやり」に申し込める可能性があります。通常型と緩和型では保険料や告知内容が異なるため、両方の資料を確認して比較しましょう。
健康状態について通常型の告知を確認でき、葬儀費用など50万円~300万円の不足分に備えたい方です。
持病、通院、入院・手術歴などが気になり、通常型への申し込みに不安がある方です。
上記に当てはまる場合は、終身保険、定期保険、収入保障保険、貯蓄なども含めて比較する必要があります。自社商品が合わないケースも含めて判断することが、後悔しない保険選びにつながります。
60代でも申し込める死亡保険はあります。ただし、年齢が上がるほど保険料が高くなる傾向があり、健康状態によって選べる商品が限られることがあります。必要額と継続可能な保険料を確認しましょう。
ランキングは候補を知るために便利ですが、自分の目的・保障額・予算が一致するとは限りません。保障期間、更新条件、告知、向いていないケースまで確認してください。
一律の正解はありません。葬儀・整理費用、配偶者の生活費などから、貯蓄、既契約、公的給付を差し引いた不足額で考えます。
商品によります。「家族への思いやり」は5歳刻みで保険料が変動するため、60~64歳と65~69歳では保険料が異なります。
死亡後の費用と家族の生活費を貯蓄で十分に準備できる場合は、死亡保険が不要な可能性があります。保険料を老後資金として残す方がよいかも含めて検討しましょう。
商品ごとに告知内容が異なります。「家族への思いやり 緩和型」は引受基準を緩和していますが、告知は必要であり、引受可否は告知内容等により判断されます。
掛け捨て型は、解約返戻金や貯蓄性を持たない代わりに、保障を目的として保険料を設計する商品です。損得だけでなく、必要な期間に必要な保障を無理なく持てるかで判断しましょう。
60代におすすめの死亡保険は、ランキングの順位だけでは決められません。まずは、死亡後に家族が負担する費用、貯蓄、既契約、公的給付を整理し、死亡保険で補う不足額を確認しましょう。
比較するときは、現在の保険料だけでなく、保障期間、更新後の保険料、告知内容、掛け捨てかどうか、保障上限、向いていないケースも確認することが大切です。
「家族への思いやり」「家族への思いやり 緩和型」は、葬儀費用や遺品整理費用など、50万円~300万円の少額の不足分に備えたい方の選択肢です。一方、大きな生活保障や一生涯固定の保険料、貯蓄性を求める方には、他の商品も含めた比較が必要です。
すぐに申し込むのではなく、まずは資料で保険料・保障内容・更新条件・告知内容を確認し、ご自身の目的や予算と照らし合わせてご検討ください。
PS202608A-09-01