養老保険とは?仕組み・メリット・デメリットと終身保険との違いをわかりやすく解説

養老保険とは?仕組み・メリット・デメリットと終身保険との違いをわかりやすく解説
養老保険とは?仕組み・メリット・デメリットと終身保険との違いをわかりやすく解説

養老保険とは、一定期間の死亡保障と、満期を迎えたときの満期保険金をあわせて備える生命保険です。保険期間中に亡くなった場合は死亡保険金、生存して満期を迎えた場合は満期保険金を受け取るのが基本的な仕組みです。

ただし、「満期になれば払った保険料が必ず全部戻る」とは限りません。生命保険文化センターでは、養老保険の満期保険金が払込保険料総額を下回ることがあると説明しています。

この記事では、養老保険の意味だけでなく、終身保険・定期保険との違いや、保障と貯蓄を分ける考え方まで整理し、「自分の場合は養老保険を選ぶべきか」を判断できるように解説します。

結論:養老保険は、「一定期間の死亡保障」と「決まった時期の資金準備」を両方求める場合に比較しやすい保険です。一方、一生涯の死亡保障が欲しい、死亡保障だけを持ちたい、資金準備だけが目的という場合は、別の方法も含めて比較した方が判断しやすくなります。

最初に押さえたいポイント
  • 保険期間中に死亡した場合は死亡保険金を受け取る
  • 生存して満期を迎えた場合は満期保険金を受け取る
  • 死亡保険金と満期保険金は基本的に同額だが、商品によって異なる仕組みもある
  • 満期保険金が払込保険料総額を下回ることがある
  • 満期を迎えると一般的に契約は終了する(更新型を除く)
※出典:公益財団法人 生命保険文化センター「養老保険」

1.養老保険とは?仕組みをわかりやすく解説

養老保険は、契約時に決めた一定期間の死亡保障と、満期時の資金準備を両立する生命保険です。「死亡した場合」と「生存して満期を迎えた場合」のどちらにも保険金を受け取る仕組みがある点が特徴です。

死亡した場合と満期を迎えた場合で受け取る保険金が変わる
被保険者の状況基本的に受け取る保険金
保険期間中に死亡した死亡保険金
生存して満期を迎えた満期保険金

生命保険文化センターでは、養老保険の死亡保険金と満期保険金は同額と説明しています。一方で、特徴のある商品として死亡保険金額と満期保険金額が異なる商品も紹介されているため、実際の契約では商品資料を確認しましょう。

※出典:公益財団法人 生命保険文化センター「養老保険」
「年満期」と「歳満期」がある

養老保険の保険期間には、「10年・20年」など契約から一定年数を定める年満期と、「60歳・70歳」など一定年齢までを定める歳満期があります。

そのため、単に「何年間入るか」ではなく、「いつまで死亡保障が必要で、いつ資金を受け取りたいのか」から考えると、自分に合うか判断しやすくなります。

満期を迎えると一般的に契約は終了する

養老保険は、満期を迎えると一般的に契約が終了します。更新型の商品などを除き、満期保険金を受け取った後も同じ死亡保障がそのまま一生涯続くわけではありません。

満期後にも死亡保障が必要な方は、「満期金をいつ受け取るか」と同時に、その後の保障をどうするかまで考えておきましょう。

2.養老保険のメリット

養老保険の主なメリットは、一定期間の死亡保障と将来の資金準備を一つの保険で行えることです。ただし、それがメリットになるかは目的によって変わります。

一定期間の死亡保障を持ちながら資金準備ができる

保険期間中は死亡保障を確保し、生存して満期を迎えた場合には満期保険金を受け取れます。

そのため、「一定期間は死亡保障が必要」「その期間が終わる頃にまとまった資金も準備したい」という2つの目的が重なる場合には、比較対象になりやすい保険です。

資金を受け取りたい時期をあらかじめ決めやすい

年満期・歳満期によって、特定の時期を意識した資金準備ができます。教育資金や老後前の資金など、将来使う時期がある程度決まっている場合に検討しやすいでしょう。

ただし、資金準備だけが目的なら、預貯金など保険以外の方法も比較する必要があります。

資金準備の途中で万一があった場合にも死亡保障がある

預貯金との大きな違いの一つは、保険期間中に死亡した場合、契約条件に応じて死亡保険金を受け取れることです。

「生存していれば満期資金として使い、途中で死亡した場合は家族へ資金を残したい」という考え方とは相性があります。

3.養老保険のデメリット・注意点

養老保険は「満期になればお金が戻る」という点だけで選ばないことが重要です。特に、払込総額・途中解約・満期後の保障を確認してください。

満期保険金が払込保険料総額を下回ることがある

「貯蓄機能がある=支払った保険料が必ず全部戻る」とは限りません。生命保険文化センターでは、養老保険の満期保険金が払込保険料総額を下回ることがあると説明しています。

契約前は、月々の保険料だけではなく、払込保険料総額と満期保険金を並べて確認しましょう。

途中解約では解約返戻金が払込保険料総額を下回ることがある

養老保険の解約返戻金は期間の経過とともに増える傾向がありますが、生命保険文化センターでは、払込保険料総額を下回ることがあると説明しています。一時払の場合でも、経過期間などによっては下回ることがあります。

長期契約を検討するときは、「今払えるか」だけではなく、将来も無理なく続けられるかを確認しておきましょう。

※出典:公益財団法人 生命保険文化センター「養老保険」
満期後にも死亡保障が必要なら、次の保障を考える必要がある

養老保険は一般的に満期で契約が終了します。たとえば60歳満期で、60歳以降にも死亡保障が必要なら、別の保障を検討する必要が生じる可能性があります。

契約前に「満期まで」だけでなく、満期後の生活と保障まで見ておくことが大切です。

4.養老保険・終身保険・定期保険の違い

大きな違いは「保障期間」と「満期保険金の有無」です。どれが優れているというより、何を目的にするかで選択肢が変わります。

比較項目養老保険終身保険定期保険
死亡保障ありありあり
保障期間一定期間一生涯一定期間
満期保険金ありなしなし
解約返戻金あり。払込総額を下回ることがあるあり。払込期間中などは払込総額を下回ることが多い多くの場合あまりない。無解約返戻金型もある
主な考え方一定期間の保障+満期時の資金準備一生涯の死亡保障一定期間の死亡保障
※出典:公益財団法人 生命保険文化センター「養老保険」「終身保険」「定期保険」をもとに整理。
一定期間の保障+満期資金養老保険を比較
一生涯の死亡保障終身保険を比較
一定期間の死亡保障だけ定期保険・掛け捨て型死亡保険を比較
資金準備が中心預貯金など保険以外の方法も比較

5.養老保険と掛け捨て型保険はどちらが得?

「お金が戻るか」だけで、どちらが得とは判断できません。養老保険と掛け捨て型の死亡保険は、そもそも担う役割が違います。

考え方死亡保障資金準備
養老保険一つの保険で準備一つの保険で準備
保障と貯蓄を分ける定期保険などで準備預貯金など別の方法で準備

養老保険なら一つの契約で保障と資金準備を管理できます。一方で、死亡保障と将来資金を別々に考える方法もあります。

「掛け捨てだから損」「満期金があるから得」と決めるのではなく、保険に何を任せたいのかで判断しましょう。

6.養老保険が向いている人・ほかの方法も比較したい人

養老保険が合うかは年齢だけでは決まりません。保障の目的、期間、資金が必要な時期、途中解約の可能性などで判断します。

養老保険を比較しやすい人
  • 一定期間の死亡保障が欲しい
  • 保障期間の終了時期にまとまった資金も準備したい
  • 保障と資金準備を一つの契約で管理したい
  • 長期間、無理のない保険料で継続できる見込みがある
養老保険以外も比較したい人
  • 一生涯の死亡保障が欲しい
  • 満期資金より大きな死亡保障を優先したい
  • 将来資金の準備だけが目的
  • 途中解約する可能性が高い
  • 保障と貯蓄を別々に管理しても問題ない
  • 預貯金などで必要資金を十分準備できている

「養老保険が向いていない=保険が必要ない」という意味ではありません。自分の目的に合う別の方法も含めて比較するという考え方です。

7.Yes/Noで確認|自分は何を比較すべき?

次の3問は、商品を決める診断ではなく、次に何を比較すべきか整理するための簡易チェックです。

Q1.死亡保障を一生涯持ちたいですか?
YES:終身保険など、一生涯の保障を持てる選択肢も比較しましょう。
NO:Q2へ進みます。
Q2.決まった時期にまとまった資金を受け取りたいですか?
YES:一定期間の死亡保障も必要なら、養老保険を比較する余地があります。
NO:Q3へ進みます。
Q3.主な目的は一定期間の死亡保障ですか?
YES:定期保険や1年更新の掛け捨て型死亡保険も比較しましょう。
NO:資金準備が中心なら、預貯金など保険以外の方法も比較しましょう。

8.養老保険を選ぶときに確認したい数字

月々の保険料だけで判断せず、払込総額・満期保険金・解約返戻金を同じ画面で比較することが大切です。

まず払込保険料総額を把握する

月払保険料 × 12か月 × 払込年数 = おおよその払込保険料総額

実際には払込方法や契約条件によって異なるため、上の式はあくまで単純な確認方法です。正式な金額は保険会社の設計書や商品資料で確認してください。

最低限、4つの数字を並べて確認する
確認項目確認する理由
月々の保険料家計から無理なく継続できるか
払込保険料総額最終的にいくら支払うか
満期保険金払込総額との違いを確認するため
解約返戻金途中解約した場合の金額を確認するため

「満期保険金が○○万円」という一つの数字だけではなく、そこまでにいくら払うか、途中でやめた場合はいくら戻るかまで確認すると判断しやすくなります。

9.養老保険の満期保険金に税金はかかる?

満期保険金は、保険料を負担した人と保険金を受け取る人の関係によって、所得税または贈与税の対象になる場合があります。

保険料の負担者満期保険金の受取人主な税金
AA所得税
AB贈与税

保険料の負担者と受取人が同じ場合、一時金で受け取る満期保険金は一時所得として扱われます。負担者と受取人が異なる場合は贈与税の対象になります。

※出典:国税庁 No.1755「生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき」
死亡保険金の税金も契約関係で変わる

死亡保険金は、被保険者・保険料の負担者・保険金受取人が誰かによって、所得税・相続税・贈与税のいずれかの課税対象になります。

※出典:国税庁 No.1750「死亡保険金を受け取ったとき」

10.保障と貯蓄を分けるという選択肢もある

養老保険について調べた結果、「死亡保障は必要だが、貯蓄機能まで保険に求めなくてもよい」と判断する人もいます。その場合、保障と資金準備を別々に考える方法があります。

保障死亡保険・定期保険などで必要な期間・金額を検討
資金準備預貯金など別の方法で目的・時期に合わせて準備

反対に、「一定期間の死亡保障と、その終了時点のまとまった資金を一つの契約で準備したい」のであれば、養老保険を比較する意味があります。

大切なのは、養老保険か掛け捨てかを先に決めるのではなく、「保険に何を任せるか」を先に決めることです。

11.死亡保障だけを準備したい場合の選択肢

ここまで読んで「貯蓄機能より、死亡保障を必要な分だけ準備したい」と判断した方は、1年更新の掛け捨て型死亡保険も比較対象になります。

ここから紹介するプラス少額短期保険の商品は養老保険ではありません。満期保険金を準備する商品ではなく、死亡保障を準備するための商品です。

死亡保険
家族への思いやり

「家族への思いやり」は、1年ごとに契約期間が満了する掛け捨て型の死亡保険です。満20歳~89歳まで新規申込みができ、最長99歳まで更新できます。

20~89歳新規申込年齢
最長99歳更新可能
50~300万円死亡保険金6コース

保険料は5歳刻み(90歳以降は1歳刻み)で変動します。保険料は月々1,000円台からの続けやすい料金設計になっています。保険料シミュレーションでは、保険金額から保険料を見る方法と、月々の保険料から保険金額を見る方法の両方を確認できます。

比較しやすいケース

  • 満期保険金は必要なく、死亡保障を必要な分だけ準備したい
  • 保障と貯蓄を分けて考えたい
  • 50万円~300万円の範囲で不足する死亡保障を検討したい

この商品だけでは解決しにくいケース

  • 満期保険金による資金準備が目的
  • 一生涯の死亡保障が必要
  • 300万円を超える大きな死亡保障が必要

養老保険と掛け捨て型死亡保険を比較するなら、「お金が戻るか」だけでなく、死亡保障だけを持った場合の保険料も判断材料になります。「自分は死亡保障だけでもよいかもしれない」と感じた方は、まず金額を確認して比較してみてください。

死亡保障だけの場合の保険料をシミュレーションする

生年月日・性別などを入力して保険料・保険金額を確認できます。

引受基準緩和型死亡保険
家族への思いやり 緩和型

持病・通院歴・入院歴などが気になり、通常型への申込みに不安がある場合は、「家族への思いやり 緩和型」も比較対象になります。4つの告知で申込みを検討できる引受基準緩和型死亡保険です。

4つ告知項目
20~89歳新規申込年齢
最長99歳更新可能

なお、持病があるからといって最初から緩和型だけに決める必要はありません。健康状態を詳しく告知することで、保険料が割増されていない通常型の「家族への思いやり」に申込みできる場合があります。

通常型・緩和型のどちらを検討できるか分からない場合や、すぐに申込みを決めたくない場合は、資料を取り寄せて商品ごとに比較する方法があります。プラス少額短期保険の資料請求ページでは、希望する商品ごとに資料を請求できます。

「家族への思いやり」の資料を請求する 「家族への思いやり 緩和型」の資料を請求する
保険を契約する前に確認したいこと
  • 何のために死亡保障が必要か
  • 必要な保障額はいくらか
  • 保障はいつまで必要か
  • 今だけでなく更新後の保険料も確認したか
  • 告知・支払条件・免責や削減期間を確認したか
  • 契約概要・注意喚起情報を読んだか

12.養老保険に関するよくある質問

養老保険は満期になれば払った保険料が全部戻りますか?

必ずしも全部戻るとは限りません。生命保険文化センターでは、満期保険金が払込保険料総額を下回ることがあると説明しています。払込総額と満期保険金をセットで確認してください。

養老保険は掛け捨て型保険よりお得ですか?

一概にはいえません。養老保険は死亡保障と資金準備を組み合わせる保険で、掛け捨て型死亡保険は主に死亡保障を準備するものです。保障期間・保障額・払込総額・満期資金の必要性を含めて比較しましょう。

養老保険と終身保険の一番大きな違いは何ですか?

保障期間と満期保険金の有無が大きな違いです。養老保険は一定期間の保障で満期保険金があり、終身保険は死亡保障が一生涯続き、満期保険金はありません。

養老保険の満期を迎えたらどうなりますか?

一般的には満期保険金を受け取り、契約は終了します。更新型などの例外もあるため、契約内容を確認してください。満期後も死亡保障が必要なら、その後の保障も事前に考えておきましょう。

養老保険がおすすめされないことがあるのはなぜですか?

満期保険金や解約返戻金が払込保険料総額を下回る場合があること、満期で一般的に保障が終了することなどが理由として挙げられます。ただし、一定期間の死亡保障と満期時の資金準備を同時に行いたい人には比較する意味があります。

養老保険ではなく貯金でもよいですか?

資金準備だけが目的なら、預貯金など別の方法も比較できます。養老保険には保険期間中の死亡保障があるため、資金準備だけが必要なのか、死亡保障も必要なのかを分けて考えましょう。

養老保険の満期保険金には税金がかかりますか?

契約関係によって異なります。保険料の負担者と受取人が同じ場合は所得税、異なる場合は贈与税の対象になるのが国税庁の基本的な整理です。実際の税額・申告要否は最新情報を確認してください。

13.まとめ|養老保険は「お金が戻るか」ではなく目的から選ぼう

養老保険とは、一定期間の死亡保障と、満期を迎えたときの満期保険金をあわせて備える生命保険です。

ただし、「満期になれば払った保険料が必ず全部戻る」とは限りません。養老保険を検討するときは、次の5点を確認しましょう。

  1. 死亡保障はいつまで必要か
  2. 満期時にまとまった資金が必要か
  3. 払込保険料総額と満期保険金はいくらか
  4. 途中解約する可能性はないか
  5. 満期後にも死亡保障が必要か

そのうえで、一定期間の保障と満期資金を両方求めるなら養老保険、一生涯の死亡保障なら終身保険、一定期間の死亡保障だけなら定期保険・掛け捨て型死亡保険、資金準備だけなら預貯金などを含めて比較すると、自分の目的に合う方向が見えやすくなります。

養老保険を調べた結果、「自分には貯蓄機能より、死亡保障だけを必要な分準備する方が合っている」と判断した方は、まず保険料を確認すると比較しやすくなります。まだ決めきれない方は、資料を取り寄せて商品条件を確認してから判断してください。

PS202609A-11-01

保険商品一覧

生活保障保険

スマート共済

告知は1つだけで入院などに備える

詳しくみる

死亡保険

家族への思いやり

人生100年時代の万が一に備える死亡保険

詳しくみる

引受基準緩和型死亡保険

家族への思いやり緩和型

持病がある方も申し込みやすい死亡保険

詳しくみる

入院一時金特約付差額ベッド費用補償保険
引受基準緩和型

手ごろであんしん入院保険 緩和型

持病のある方もお申し込みいただけます

詳しくみる

差額ベッド費用補償保険

差額ベッド代保険

入院時の差額ベッド代実質負担分を補償します

詳しくみる

差額ベッド費用補償保険
引受基準緩和型

差額ベッド代保険 緩和型

持病のある方もお申し込みいただけます

詳しくみる

生活総合保険

生活総合保険

必要な備えを自由に組み合わせ

詳しくみる

無告知型女性特有疾病一時金保険

なでしこ保険プラス

告知なしで入れる女性のための保険

詳しくみる

生活保障保険_選択型

ジャスティス

驚きの保険料で最大1,800万円の死亡保障!

詳しくみる